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(
2007/07/27)
曲者
とあるサイト様の日記コメントに投入した記事ですが、
コメントと名乗るにはあまりに長すぎるシロモノだったので
考え直してこちらに隔離、ついでに若干再構成。
援助詐欺(疑惑)について。
コメントと名乗るにはあまりに長すぎるシロモノだったので
考え直してこちらに隔離、ついでに若干再構成。
援助詐欺(疑惑)について。
その管理人さんの地元に、地震被災者支援のための募金と称して
ガラクタを売りつける団体が出没、
断ると去り際に捨て台詞、という内容の日記でした。
考えるに、本物の援助団体ではないと思います。
海外支援NPOボランティアの個人的経験から申し上げれば、
まっとうな団体なら「支援の強制」はしません。
もちろん利潤追求度外視の活動ですので、どうしても募金だけでは足りません。
そこで、現地(東南アジア某国)の農村女性に
巾着やスカーフなどの小物を作ってもらって日本で販売し、
売上げから経費を引いて残りを現地での活動に還元させる、という
循環型の支援プロジェクトを行うのが一般的です。
これ自体は別に珍しい手法ではありませんが、問題はここから。
材料費や現地の人件費なども考えると、どうしてもそれなりの値段になります。
ですがその代わり、デザインも品質もできうる限り最上に持っていきます。
でないと売れない=資金にならないし、現地の女性達の技術向上にもなりません。
また、販売を「強制」してしまった場合も、結果は同様です。
一度いやな思いをしたお客さんは、二度と支援をしてはくれないでしょう。
野暮を承知で付け足せば、基本が善意からなっている活動なので、
支援者の方含め、関係者にいやな思いをさせるような手法はそこで失格です。
つまりまともな団体なら、二束三文の物を無理やり売るメリットはないのです。
そしてもう一件。
「街頭募金」をやってた宗教団体が900円を募金した人に言ったというセリフ、
「900円だけかよ」というその中身。
「900円『だけ』」だなんて。
事ほどさようにほぼ自転車操業なので、お金はいつだって貴重です。
私が関わった団体の正規スタッフの方も月給16万円で頑張ってらっしゃいます。
皆様からの募金は貴重です。100円だって10円だって貴重です。
同業の団体を見てみても、10円で子供の給食1食とか、
500円×1年で豚を2頭支援とか、そんな世界です。
物価の差を考えれば日本はアジア諸国とは比較になりませんので
900円といえばハシタ金どころか、よけい貴重なはずです。
「900円『だけ』」なんて私なら口が裂けてもどころか、考えつきもしない。
そしてそんなお金の中から広報費を割いて、活動報告や収支決算を
サイトやニュースレターなどの手段で公開しています。
人様のお金と信頼を預かるわけですから、これは必ず行います。
第一、やましいところがなければ、出さない理由とてありません。
要は、他の方が寄せてくださった善意を現地で生かすことが大前提で、
その根底にあるのは良心です。どうも宗教っぽい言い方ですが。
ちゃんとした団体(歳末助け合い募金や公的機関含む)なら
それにのっとった活動をしていますし、
募金する方にもそういう団体を募金先に選ぶ権利があります。
だから、怪しいと思ったなら断っていい。それを冷血漢だなんてとんでもない。
私だって地震の後、心配で実家(南東北)に電話かけましたし。
自分にとって最善と思われるやり方でやるのが最善だと思います。
ある意味同業者(私は一介のボランティアですが)を名乗る者がこんなやり口をとって
あまつさえ暴言まで吐いているのがどうにも悔しくてやりきれなかったので、
それこそ長々とコメントしてしまったわけです。
追記:
募金詐欺の疑いがあったら
地元のボランティアセンターに問い合わせるといいようです。
参照元 NHKボランティアネット
ガラクタを売りつける団体が出没、
断ると去り際に捨て台詞、という内容の日記でした。
考えるに、本物の援助団体ではないと思います。
海外支援NPOボランティアの個人的経験から申し上げれば、
まっとうな団体なら「支援の強制」はしません。
もちろん利潤追求度外視の活動ですので、どうしても募金だけでは足りません。
そこで、現地(東南アジア某国)の農村女性に
巾着やスカーフなどの小物を作ってもらって日本で販売し、
売上げから経費を引いて残りを現地での活動に還元させる、という
循環型の支援プロジェクトを行うのが一般的です。
これ自体は別に珍しい手法ではありませんが、問題はここから。
材料費や現地の人件費なども考えると、どうしてもそれなりの値段になります。
ですがその代わり、デザインも品質もできうる限り最上に持っていきます。
でないと売れない=資金にならないし、現地の女性達の技術向上にもなりません。
また、販売を「強制」してしまった場合も、結果は同様です。
一度いやな思いをしたお客さんは、二度と支援をしてはくれないでしょう。
野暮を承知で付け足せば、基本が善意からなっている活動なので、
支援者の方含め、関係者にいやな思いをさせるような手法はそこで失格です。
つまりまともな団体なら、二束三文の物を無理やり売るメリットはないのです。
そしてもう一件。
「街頭募金」をやってた宗教団体が900円を募金した人に言ったというセリフ、
「900円だけかよ」というその中身。
「900円『だけ』」だなんて。
事ほどさようにほぼ自転車操業なので、お金はいつだって貴重です。
私が関わった団体の正規スタッフの方も月給16万円で頑張ってらっしゃいます。
皆様からの募金は貴重です。100円だって10円だって貴重です。
同業の団体を見てみても、10円で子供の給食1食とか、
500円×1年で豚を2頭支援とか、そんな世界です。
物価の差を考えれば日本はアジア諸国とは比較になりませんので
900円といえばハシタ金どころか、よけい貴重なはずです。
「900円『だけ』」なんて私なら口が裂けてもどころか、考えつきもしない。
そしてそんなお金の中から広報費を割いて、活動報告や収支決算を
サイトやニュースレターなどの手段で公開しています。
人様のお金と信頼を預かるわけですから、これは必ず行います。
第一、やましいところがなければ、出さない理由とてありません。
要は、他の方が寄せてくださった善意を現地で生かすことが大前提で、
その根底にあるのは良心です。どうも宗教っぽい言い方ですが。
ちゃんとした団体(歳末助け合い募金や公的機関含む)なら
それにのっとった活動をしていますし、
募金する方にもそういう団体を募金先に選ぶ権利があります。
だから、怪しいと思ったなら断っていい。それを冷血漢だなんてとんでもない。
私だって地震の後、心配で実家(南東北)に電話かけましたし。
自分にとって最善と思われるやり方でやるのが最善だと思います。
ある意味同業者(私は一介のボランティアですが)を名乗る者がこんなやり口をとって
あまつさえ暴言まで吐いているのがどうにも悔しくてやりきれなかったので、
それこそ長々とコメントしてしまったわけです。
追記:
募金詐欺の疑いがあったら
地元のボランティアセンターに問い合わせるといいようです。
参照元 NHKボランティアネット
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