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日本の秋、読書の秋というわけで。
アメリカ版 MEGA MAN 2 の小説(ペーパーバック)を手に入れたので
試みに読了してみました。
ちなみに2単独で、1と3以降はない模様。
以下、データ。
タイトル: MEGA MAN 2 (Worlds of Power シリーズ)
巻数: 全1巻
出版社: Scholastic Inc.(USA) / CAPCOM
販売価格: 2.95 USD / 3.95 CanadaD.
リリース: 1990年9月
サイズ: 19.2 x 13.4 cm
言語: 英語
オフィシャルサイト: なし
で、雑感であります。
悪の科学者ドクター・ワイリーが自作ロボット8体を引き連れて活動再開、
メガマンは世界平和のため、再び彼を迎え撃つ……
のは原作どおり。
ただ冒頭、出撃前に椿事出来。
ひとり戦うメガマンの負担を少しでも軽くしようと、
ライト博士はメガマン複製を試みて、彼を複製マシーンに入れました。
が、そこで操作を誤り、メガマンが二人になる代わりにまさかの人間化。
物語のキモを覆す超展開で日本人読者に結構なボディブローを下さいます。
そしてメガマン、そのまま出撃。
人間の身で大丈夫なの? 敵はワイリーの戦闘ロボですよ?
そんな不安がメガマン(と読者)の心中をよぎりますが、
さすがはスーパーヒーロー、襲い来る敵を次々撃破し
ワイリーを見事降参させて、世界に平和を取り戻すのです。
しかし描写を見る限り、高いところから落ちたり爆弾かいくぐったりと
要は前述通りロックマンシリーズの基本に忠実な展開なので、
彼がホントに人類だったら百回は死んでるはずなんだ。
ちなみに気になる攻略順。
メタルマン→フラッシュマン→バブルマン→エアーマン→
クラッシュマン→ヒートマン→ウッドマン→クイックマン となってます。
実は私は2をやり込んでないので何ともいえないのですが
弱点武器にこだわっては……いないよねコレ。
ただ、「この順に攻略するといいよ!」とのコメントが入ってて、
半分は攻略本の意味合いもあるみたいです。
あとこの筆者、バスターよりメタルブレード多用派。
といろいろ書きましたが、子供向け書籍だけあって英語の難易度は抑えてあり
頑張れば半日で読める程度です。中学校の副読本クラス。
あと、ワイリーステージの8ボスラッシュ攻略の描写で、
と、きれいにボス名の頭文字に対応した単語で撃破されててスゴイです。
(エアーマンは最初に(ちょっと詳しい描写で)倒されてるので、いません)
これ絶対翻訳できないよなあ。見事。
そしてエンディング。以下ネタバレ防止のために一部伏字にしときます。
無茶振りと思われた人間化ネタが、実はここへの伏線。
メガマンはライト博士の提案を断り、
ロボットでなく人間として生きる道を選ぶのです。
人間として戦う中で、ロボットの体では知らなかった暑さ寒さに苦しみ、
孤独や恐れ、不安という感情も体験したメガマン。
それらは必ずしも快いものではありませんでしたが、
同時に彼は、人間ならではの幸せや誇り、喜びも知ったのです。
自分の住む山あいの小さな村、その冬の雪、秋の紅葉、夏の新緑を思いながら
メガマンはヘルメットを脱ぎ捨て、春の花咲く懐かしい家へ帰ってゆくのでした。
※注:メガマンはライト研究所を出て一人暮らしの模様。
……あれ、なんかうまい事原作とシンクロしてるぞ。い、いいなあ。
総評。
エンディングで持ってかれちゃったので私はす、好きです。
いつもこんな事言ってる気がするけど。
でも、2やりこんだ人なら情景をイメージするのは簡単なので
話の種に買って読んでみてはいかがでしょうか。
秋ロックの(勝手に)関連イベント、秋メガという事でひとつ。
アメリカ版 MEGA MAN 2 の小説(ペーパーバック)を手に入れたので
試みに読了してみました。
ちなみに2単独で、1と3以降はない模様。
以下、データ。
タイトル: MEGA MAN 2 (Worlds of Power シリーズ)
巻数: 全1巻
出版社: Scholastic Inc.(USA) / CAPCOM
販売価格: 2.95 USD / 3.95 CanadaD.
リリース: 1990年9月
サイズ: 19.2 x 13.4 cm
言語: 英語
オフィシャルサイト: なし
で、雑感であります。
悪の科学者ドクター・ワイリーが自作ロボット8体を引き連れて活動再開、
メガマンは世界平和のため、再び彼を迎え撃つ……
のは原作どおり。
ただ冒頭、出撃前に椿事出来。
ひとり戦うメガマンの負担を少しでも軽くしようと、
ライト博士はメガマン複製を試みて、彼を複製マシーンに入れました。
が、そこで操作を誤り、メガマンが二人になる代わりにまさかの人間化。
物語のキモを覆す超展開で日本人読者に結構なボディブローを下さいます。
そしてメガマン、そのまま出撃。
人間の身で大丈夫なの? 敵はワイリーの戦闘ロボですよ?
そんな不安がメガマン(と読者)の心中をよぎりますが、
さすがはスーパーヒーロー、襲い来る敵を次々撃破し
ワイリーを見事降参させて、世界に平和を取り戻すのです。
しかし描写を見る限り、高いところから落ちたり爆弾かいくぐったりと
要は前述通りロックマンシリーズの基本に忠実な展開なので、
彼がホントに人類だったら百回は死んでるはずなんだ。
ちなみに気になる攻略順。
メタルマン→フラッシュマン→バブルマン→エアーマン→
クラッシュマン→ヒートマン→ウッドマン→クイックマン となってます。
実は私は2をやり込んでないので何ともいえないのですが
弱点武器にこだわっては……いないよねコレ。
ただ、「この順に攻略するといいよ!」とのコメントが入ってて、
半分は攻略本の意味合いもあるみたいです。
あとこの筆者、バスターよりメタルブレード多用派。
といろいろ書きましたが、子供向け書籍だけあって英語の難易度は抑えてあり
頑張れば半日で読める程度です。中学校の副読本クラス。
あと、ワイリーステージの8ボスラッシュ攻略の描写で、
He canceled Crash Man.
He blew up Bubble Man. He mowed down Metal Man. He flattened Flash Man.
He wiped out Wood Man. He made Quick Man quit.
And finally, he harpooned Heat Man.
と、きれいにボス名の頭文字に対応した単語で撃破されててスゴイです。
(エアーマンは最初に(ちょっと詳しい描写で)倒されてるので、いません)
これ絶対翻訳できないよなあ。見事。
そしてエンディング。以下ネタバレ防止のために一部伏字にしときます。
無茶振りと思われた人間化ネタが、実はここへの伏線。
メガマンはライト博士の提案を断り、
ロボットでなく人間として生きる道を選ぶのです。
人間として戦う中で、ロボットの体では知らなかった暑さ寒さに苦しみ、
孤独や恐れ、不安という感情も体験したメガマン。
それらは必ずしも快いものではありませんでしたが、
同時に彼は、人間ならではの幸せや誇り、喜びも知ったのです。
自分の住む山あいの小さな村、その冬の雪、秋の紅葉、夏の新緑を思いながら
メガマンはヘルメットを脱ぎ捨て、春の花咲く懐かしい家へ帰ってゆくのでした。
※注:メガマンはライト研究所を出て一人暮らしの模様。
……あれ、なんかうまい事原作とシンクロしてるぞ。い、いいなあ。
総評。
エンディングで持ってかれちゃったので私はす、好きです。
いつもこんな事言ってる気がするけど。
でも、2やりこんだ人なら情景をイメージするのは簡単なので
話の種に買って読んでみてはいかがでしょうか。
秋ロックの(勝手に)関連イベント、秋メガという事でひとつ。
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