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アサドリの日記帳です。主にロックマンと日常。
2017/12/18  [PR]



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mixiに載せたものですが、こちらにも同じものを。
馬鹿ばっかやってますけれど、真面目に考えることもあるんだ。



--以下、新聞記事リンク先以外転載--



国民として、感情論にだけは走ってはいけない。

 松岡農相「国民宛遺書」の全文
 (MSN毎日インタラクティブ、リンク切れの際はキャッシュから)

それが誰であれどんな形であれ、誰かが死に追いやられることそのものは
とても痛ましく残酷なことだと思います。

ですが、その「人の死それ自体」と「死にいたるまでの経過」は
切り離されて考えられるべきなんじゃないか、と。
「罪を憎んで人を憎まず」という諺は、実はまさにその裏返しで、
いくら犯人側に汲むべき事情があったとしても
罪は罪として憎まれ、裁かれ、償われるべきもの……という意味に感じられます。

そういう意味で私は、亡くなった農相に対しては
死者への礼儀として、心よりご冥福をお祈りします。
しかしそれとは別に、農相の行為である
 1)一連の疑惑、
 2)国民への説明の不履行、
 3)自殺により一切の真相を闇に葬ってしまったこと、
これらをも水に流すわけにはいきません。

やはり、一国を預かる政治家の一人として
自らのやった疑惑を明らかにし、謝罪し、償ってほしかった。
(何より、悪いことはそもそもしないでほしかった)
それこそがけじめであり、国民への償いなのです。
それを「お許しください」ただ一行なんて、
何をどう許せばいいのか、それさえわからない。


しかし、今回の農相自殺事件で私が一番怖いのは
「可哀想」だとか「お前の命なんて価値がない」だとか
あるいは「死んで償ったから充分」だとか、
「農相の死」に対する感情論へと世論の焦点がすり替わってしまうことです。

自殺にまで追いつめられた農相を気の毒と言う人もいれば
バーカの一言で済ます人もいるでしょう。
でも何よりも見なきゃいけないのは、ナントカ還元水疑惑から自殺までの
一連の「農相がしてきたこと」のはずじゃないか。

それが、農相の自殺というショッキングな出来事で
うやむやになってしまうのが一番恐ろしい。
ここぞとばかりに「農相可哀想」ムードを盛り上げて
事件への追及を下火にしようという人が必ず出てくる。
あるいは「農相の死はだれそれの責任」という論調で
世論をあおって政治利用しようとする人が必ず出てくる。


政治がどっちに転がるかが怖いんじゃありません(それも怖いですが)。
感情論で一国が動かされる、それが怖いのです。


例えば、ちょっと前になりますが、イラク邦人人質事件。
できうる限りの準備を整えていったボランティア3名と
あまり現地に詳しくないまま行った観光客1名。
どちらも(むろん状況は異なりますが)イラクで武装組織の人質となり、
前者は生還しましたが、後者は残念なことに命を絶たれました。

その際の日本国内での反応。
事件継続中は両者ともにバッシング、
その後、生きて帰った前者にはバッシングがそのまま続き、
後者に関しては、亡くなったとたんに同情論に早変りしたと記憶しています。


この論調も結局、事情は違えど今回の事件と大差ない気がします。
「人の生き死に」と「責任を果たした果たさない」が
同じ土俵で語られてしまっているのではないか、と。


あの三名の命があった、喜ばしいことです。
あの一名の命が奪われた、痛ましいことです。
だけど、それとは別に、彼らがしてしまった失敗や
予想できなかった事態、そして事件収束までの経緯を
逐一明らかにし、分析し、検証しなければならない。
われわれ第三者がモノを言うのは、それからじゃないか。




だから、酷な言い方ですが
「自分の身命を持って責任とお詫びに代え」ることなんて
できないんですよ、農相。
だって、あなたはあなた、罪は罪なんです。
そもそも全然別次元の話なんです。




死そのものは、何の償いにもなりません。
今回の件でわれわれ国民が一時の感情に流されることがないよう、
また「いざとなったら死ねばいい」なんて風潮にならぬよう、
自戒を込めて。

冷静になろう。
賛美や中傷を垂れ流すのは簡単だけど、意見を言うのは存外に難しいのです。
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