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アサドリの日記帳です。主にロックマンと日常。
2024/04/26  [PR]



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題名見て帰りたくなったアナタはその判断を尊重なさってください。
直感って案外当たるもんでございます。
エロくもグロくもないけれども。



 ワイリー博士の気紛れかはたまたアース様のご乱心か、その辺の事情はとんとつまびらかでないものの実写版ドラえもん(←一発変換)とやらになぜか現在進行形で参加させられている我らがジュピター。何がどうしてどういう訳で系の問いはもちろん愚問、首から上はデフォルト首から下は黄色いシャツに紺の半ズボンなんぞというド直球にもほどがある間違いっぷりで自室に駆け込むシーンから強制スタート。いい若いモンが半ズボン-フットパーツ間のニセ絶対領域さらしつつ「わあん聞いてよサタえもーン」と痛々しいばかりの声を張り上げてふと見れば、対するドラえもん役は常と微塵も変わらぬいでたちで悠然とキセルふかしながらの大あぐら。


「うわあ! ちょっと、何それ!!」


 あまりの事態に素に戻って激昂するジュピター、それを受けてのサタえもン「やあどうしたのジュピ太くん」とこれはもちろん全くの棒読み。「あのさ、人がこんなに頑張ってんのにそのやる気のなさったら何!? 世の中ナメてる!?」やるかたない憤懣を本格的にぶちまけるジュピ太、しかし相手に動じる気配は全くなく「あれッ、お前、なにその格好。まさか本気でのび太くん演っちまってる?」とこの体たらく。「ふざけないでよサターン、僕だって好き好んでこんな服着てるんじゃないんだ! 第一どこにやっちゃったのさ、衣装?」「衣装? あそこにあンのがそうだと思うんだがね、お前さん本当に見てえの? 俺があんなの着ちまってる姿」とキセルで指した先に目をやれば、床の隅に放っぽらかされたあれやこれや。


 見れば手前から時計回りに、青い猫耳、鈴、シッポ。


「ごめん要らないや、正しく犯罪だわその光景」即座に放たれる決然とした断言。あっはははー正直だなァこいつぅ、即座に放たれる冷然とした右フック。なすすべなく崩れ落ちる貧弱少年ジュピ太くん、だがそこに当のサタえもンが救いの手を差し伸べた。「……てのもネタとしてあんまり収まりがよろしくねえからな、ひとつドラえもんの本領発揮といきましょうかね」えっ収拾つけてくれるのサタえもン、思わず期待に胸膨らますジュピターのその眼前でトレードマークたるリングをひょいと外すサターン。さてお立会いこちらに取り出だしましたる四次元リングにてお目にかけますは希代の妖術。流れるような口上とともに掲げられるリング、ぱしんと指を鳴らしたその瞬間にそこから勢いよく飛び出す何か。あっと身を引くジュピターの真横でソレは床にツーバウンドし、転がって身を起こした。


「な……何? 何?」


 いまだきょとんとした表情で疑問詞を口にするソレはと申せば紛れもなく彼らが同僚プルート、あっけにとられるジュピターにサターンはにやりと笑ってみせる。


「というわけで、正真正銘のネコ型ロボットのお出ましだ。あとはこいつが何とかしてくれるさ、ジュピ太くん」


「ちょっ、そんな無責任な」「まあそういう事だ、頼んだぜ」「え!? 待って、何がどうなってるの」大恐慌の二人を残して悠々と部屋のドアを開けるサターン、あーそういえばこの人の不精とやたらリングで他人呼び出すのはCAPC○Mのオフィシャル設定だったなあなんてようやく思い至ったジュピ太君の眼前で冷たく閉ざされるドア。




 ……なんて妄想こねくり回す過程でジュピターの脳内アダ名をジュピ太に確定させたのはまだしもネコ耳シッポ装着サターンの勇姿をうっかり想像してリアル悶絶しかかったこの私がやっぱり今回も一番の敗者。

※前回もう二度となんて言っときながら今回もこの文体。すみません。
 こないだより短いのでソレに免じてどうぞご容赦を。
※※ネコ耳シッポが似合う男なんて世の何パーセントか。サターンは素でムリ。
  これがデフォルトのプルートはある意味すごいと思うのです。
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